短歌
駅までの道のすべてが海までの道であること 栞を挟む
見慣れない花弁の話 昼下り
まもなく列車が連れてくる風
紫雲色 夜は正しく星が降る
星の落下に意味はないけど
回想の中であなたはファミチキを箸で2つに切り分けており
海辺ほど夜が暗いと知っていて最も明るい朝焼けを待つ
雑記
あけましておめでとうございます。気づけば今年初の投稿になりました。細々と短歌は作っていましたが、しっくりくる短歌にならないまま時が過ぎていった次第であります。最近はずっと連作のことについて考えています。今回の短歌もその一部かもしれません。それでは。