2019-09-02 短歌⑩ 今年の夏は、同級生からの連絡が相次いだ。久しぶりに会わないか、と。そのほとんどを断った。ずっと誰かの思い出に居座るくらいなら、いっそ私のことなど忘れておくれ。 短歌 思い出を弔うときに鳴っている マリンバ、君は秋のダンスを 秋雨は次第に屋根を強く打つ 残りの頁を確かめる日々 昨日までパチンコ屋だった そこはもう廃墟であって苦い珈琲 2019/9/2